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相続税の申告に税理士は必要?(基本編)

相続税専門税理士の富山です。

今回は、相続税の申告をしなければならない場合に、必ず税理士に依頼しなければならないのか、ということについて、基本的なことをお話します。


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1割強の方は税理士に依頼せずに相続税の申告をしている

相続税の申告は、必ず税理士に依頼しなければならない、というワケではありません。

相続税の申告をご自分でされる方も一定数いらっしゃいます。

下記のデータを見ますと、令和2年度の相続税の税理士関与割合は86.1%です。

1割強の方が税理士に依頼せず、ご自分で申告している、ということになります。

参考 令和2事務年度国税庁実績評価書財務省

ザックリ言うと、ある程度のレベルまでの相続税申告であれば、財産を取得した方がご自分で申告書を作成することができるのですが、大部分の方は税理士に依頼して相続税の申告をしている、ということになります。

相続税の申告の何が難しい?

ご自分の相続税申告を税理士に依頼すべきかどうかは、何を持って判断すればいいのでしょうか?

税理士に依頼する場合、ご自分で申告される場合、それぞれにメリット・デメリットがあります。

それを天秤にかけて決定することになります。

簡単に言うと、ご自分の相続税申告の難易度が、どのレベルにあるのかということを把握する必要があります。

ここでいう「難易度」とは、実際の申告内容の難易度です。

形式的な難易度ではありません。

相続財産の評価を行い、遺産分けを決定し、相続税を計算して納税額を算出する、そして相続税の申告書を作成して添付書類とともに税務署に提出する、という定型的な部分は、ここで言う難易度の高低に関わらず(つまり、難易度の低い相続税申告でも、難易度の高い相続税申告でも)必要となります。

その部分が難しいとお感じになるのであれば、絶対に税理士に依頼した方がいいです。

巷で言われている相続税の申告を税理士に依頼するかどうかの判断としての難易度は、その上のレベルだからです。

ご自分でやる場合には完成度・安全性は期待できない

先ほど、データを元に、1割強の方が税理士に依頼せずにご自分で相続税の申告をされている、というお話をしましたが、それらの方も、自信を持って相続税の申告をしているワケではないハズです。

ある程度のリスク(後で追加納税や修正申告等の義務が発生するリスク)を承知で、相続税の申告をしているのではないでしょうか?

なぜなら、相続税全体の勉強をして相続税の申告をしたワケではないからです。

ご自分に関係のありそうな部分だけをネットや書籍で調べたり、税務署に相談して相続税の申告書を作成しているハズです。

つまり、本当はご自分の相続税の申告にも関係があり、検討する必要があったけれどもノーマークになっていた論点があって、それにたまたま引っかからなかったから修正申告等になっていない、ということも十分考えられるのです。

つまり、ご自分で相続税の申告をする場合には、見えないリスクを抱えざるを得ない、ということになります。

想う相続税理士

税務署に相談に行って教わりながら申告書を作成したとしても、それをもって税務署に後から何か言われることは絶対になくなる、というワケではありませんので、ご注意を。

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想う相続税理士秘書

相続税の申告に税理士は必要?(実践編)