社長の妻が強欲な義姉に決死の土下座…果たして会社を守ることはできるのか?【司法書士が解説】 https://t.co/0BkmXiu0gf @gentoshagoより
— 想う相続税理士 秘書 (@japantaxprosec) July 8, 2022
会社の株式は経営権
上場している会社の株式なら、相続したらすぐ売れて、お金になります。
しかし、一族で経営しているような同族会社の株式は、簡単には売れないようになっている場合が多いですし、M&Aなどで会社を買いたい人を除けば、欲しがる人もいません。
それなら、相続してもしょうがないのか、というと、そんなことはありません。
会社の株式を多く所有し、大株主になればなるほど、会社の経営に口出しをすることができます。
逆に言うと、現経営者は、自分の持株比率を高める必要があり、また、将来の後継者の方の持株比率を下げないような努力も必要となります。
相続税の試算をしてみる
万が一、相続が発生した場合、会社の株式の評価がどれくらいになるのか、その他の財産にどのようなモノがあり、全体の財産の規模はどれくらいになるのか、相続税はかかるのか、かかるとしたらどれくらいかかるのか、という相続の全体像をつかんでおきましょう。
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そして、遺産分けについて、どのような展開が想定されるか、どんなリスクがあるか、ということを考えてみましょう。
対策を検討する
後継者の方が会社の株式をスムーズに相続するために、できることがないか検討してみましょう。
生前であれば、贈与や遺言の作成などが挙げられます。
贈与については、会社の株式の評価額が下がったタイミングで実行できれば、税負担を下げることができます。
贈与税がかなり高額になってしまう場合には、相続時精算課税制度も検討しましょう。
遺言を作成しても、株式を相続した後継者の方が、他の相続人から遺留分侵害額の請求を受ける可能性があります。
その後継者の方が、その支払が難なくできるよう手筈が整えられないか、検討してみましょう。
生命保険金の受取人に指定したり、または、後継者が、相続した会社の株式の一部を会社に買い取ってもらい、それにより得た資金を支払に充てる、という方法も考えられます。
それを実行するためには、会社にお金がなければなりません。
ここでも保険が活用できる場合があります。
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