【毎日更新】相続税専門税理士ブログ

相続税の申告を依頼した税理士の話がよく分からない場合にはどうすればいい?

相続税専門税理士の富山です。

相続税の申告を税理士に依頼しても、税理士からの説明が理解できないと不安になると思います。

相続税の申告手続きは複雑で専門知識が必要な分野ですが、適切にサポートを受けるためには、その税理士と信頼関係を築くことが大切です。

今回は、相続税の申告を税理士に依頼した場合につまづきがちなポイントと、その解決策についてお話しします。


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相続税の専門用語や複雑な手続きが理解できない場合

税理士の説明が難解な専門用語で分かりにくい場合には、遠慮なく質問することが重要です(税理士が専門用語をできるだけ使わないようにすることが最も重要だと思いますが)。

遠慮せず「~って何ですか?」と聞いてしまいましょう。

それでも分からなかったら、さらに質問しましょう。

専門的なことが分からなくても、全然恥ずかしいことではありません。

また、手続きについても、ご不明な点があれば、その意味や流れがご自分で理解できるよう、「どうしてそれをやるのか」「どういう順番で進めていくのか」を(あまり気を使わずに)確認しましょう。

分かりやすく説明を受けるためにできる工夫

とはいえ、いい答えをもらうためには、いい質問をすることも重要です。

分かりやすく説明してもらうためには、事前に自分の状況を(できる範囲でいいので)簡潔に整理してから相談すると効果的です。

口で話すだけではなく、箇条書きにして書き出したり、図にしたりしてもらうと、税理士も質問の内容がよく分かり、いい回答をしてくれるハズです。

事前に疑問をリストアップしておくと、スムーズに税理士と意思疎通が図れます。

手続きの全体像やスケジュールを確認する

どのような順番で何をやるか、が把握できていれば、税理士とのコミュニケーションが取りやすくなり、相続税の申告に対する不安も軽減されるハズです。

税理士に、どの段階でどのような作業を行うのかを教えてもらいながら進めると、税理士のお願い事項や質問事項の意図が伝わりやすくなるでしょう。

自分に合う税理士を見つける

いろいろお話してきましたが、最初に自分に合う信頼できる税理士を見つけることが一番重要かもしれません。

もちろん、合わないと思えば税理士を変えることもできますが、その際には、できるだけ早めに変更した方がいいでしょう(申告には期限がありますから)。

お客様が民法や相続税の仕組み、財産評価基本通達の決まりなどを100%理解する必要はありません。

重要な部分を税理士にきちんと説明してもらい、後は税理士に任せる、ということが最適な具体的対応ではないでしょうか?

そのためには、任せて安心な税理士を選ぶことが最も重要です。

想う相続税理士

会社の法人税の申告や個人の所得税の確定申告であれば、請求書や領収書、帳簿などを税理士に渡して後は計算してもらって終わり、というようなこともあるかもしれませんが、相続税の場合には、遺産分けや特例の適用が絡んだり、財産の特定が必要になったりするため、必然的にコミュニケーションが必要になります。

自分がコミュニケーションを取りやすい税理士に依頼しましょう。