相続税専門税理士の富山です。
今回は、ひとりで仕事をする、ということについて考えたことをお話します。
「ブログを書くのは時間がかかる」は思い込み?
昨日、あるきっかけで他の方が書いているブログを見たら、「ブログ1記事にどれだけの時間をかけているか」=「1記事30分くらい」と書いてありました。
衝撃を受けたのですが(私はそんなに短い時間で書いていません)、ちょうどブログを書こうと思っていたところなので、ストップウォッチで時間を計りブログを書いてみました。
そうしたら、30分には収まらなかったんですが、それに近いかなりの速さでブログを書くことができました(昨日のブログはいつもよりかなりスラスラ書きました)!
他の人の影響を受けることの重要性
税理士法人勤務時代、自分の仕事の調子が乗らなくても、他の税理士が「ガリガリ」仕事をやっていたり、上司が余裕の表情で仕事を高速処理していくのを見て、「よし、俺も!」とやる気に火がつくことがありました(税理士の予備校に行っている時、ちょっと仮眠を取ろうと思って自習室に入ったら、他の人がガリガリ勉強していて、それを見た途端に「負ける、落ちちゃう!」と思い、一瞬で眠気が吹き飛び、自分もガリガリ勉強できた、ということもありました)が、ひとりで仕事をしていると、そういうのがありません。
じゃあ、仕事をするのは会社じゃなくちゃダメか(周りに人がいないとダメか)というと、そんなことはなく、ネットで他の税理士や士業の方などの動きを見てやる気を出すことはできます。
また、勤務時代には「この仕事が終わらないと帰れないぞ」という状況もやる気に火をつけてくれましたが、ひとりでやっていると、自分で仕事の量を勝手に調整できますし、怠けようと思えば怠けられます(勤務時代が長かったので、怠けられない体になっていますが・・・)。
組織で仕事をすることにより、(いい意味で管理され)効率的に仕事ができる、というメリットはあると思いますが、逆に自分の思うようにできないこともあるワケですから(みんなバラバラだったら組織じゃありません)、ひとりで働く場合には、「自分の考えに従って自由に働く」+「他の税理士などの動きにいい刺激を受けて自分の仕事を効率化していく」(もっと言えば自分の人生を豊かにしていく、まだそこまで行けてませんけど)ということが重要です。
仕事をちゃんとやるためには仕事をしてはダメ
冒頭の話に戻ると、自分の中では「ブログは書くのに時間がかかる」という先入観がありました。
しかし、「1記事30分くらい」というのを見て、何か理論的に納得したりしたワケではないのですが、書き出したら早く書けてしまったのです。
つまり、そのブログ記事から何かノウハウを得たわけではなく、自分が自分にかけていた思い込みのようなモノがなくなったんだと思います。
ブログを書く際に、いつもの心持ちでただ一生懸命に書くのではなく、他の方のブログに対するスタンスなどを知り、自分の先入観から解放されて(ある意味、無心になって)書くことで、余計なことを考えずに自然に早く書けるんだと思います。
これは仕事でもそうで、自分で良いと思っている「クセ」のようなモノがあるハズです。
他の人の仕事に対する姿勢や考え方を見て(知って)、その「クセ」が必要ない、無駄なモノだと分かれば、それに振り回されずに仕事を進めることができますから、仕事が早く効率的に進められるハズです。
仕事を早く終わらせようと思ったら、仕事にすぐに着手せず、まずインスパイアされるようにしましょう(自分をインスパイアしてくれる方を探しておきましょう)。
その方が早く仕事が終わるのです。
想う相続税理士